チョコレートって悪者?
チョコレートって、一口頬張れば、口の中にカカオの香りと甘さが溶け出して
なんとも言えない幸福感が味わえますよね。
「チョコレートホリック」なんて言葉があるくらい、食べ出したらとまらない
という方も多いのではないでしょうか。
でも、チョコレートってマイナスなイメージも多く
- カロリーが高い
- 虫歯になる
なんてことは昔から言われていましたし、昨今の健康志向ブームで
注目されている「低糖質」「高たんぱく」から真逆のイメージですよね。
ダイエットや健康管理でチョコレートを諦めた方がいいか悩んでいる
方もいるのでは無いでしょうか。
でも、安心してください。チョコレートはカラダの健康の
阻害要因ではありません。
ルールを決めて、適切に付き合えばダイエット中でも
糖質制限中でも楽しむことができますし、カラダにとっても
いい効果もあるんです。
本当にチョコレートが太る原因?
チョコレートが太るとされている理由はシンプルに以下の2つです
- 糖質・脂質が多い
- 食べすぎてしまう
糖質・脂質が多い
チョコレートの成分は主にカカオマス(カカオをすり潰してできた
チョコレートの原料)・砂糖(糖分)・カカオバター(脂質)です。
カカオの香りを引き立たせる甘さ(=糖)と滑らかな舌触り(=脂質)
がなければ、チョコレートでは無いですもんね。
- 糖分
- 糖を摂ると血糖値を下げるためにインスリンが分泌
- インスリンはこの時、糖を脂肪等に変え、全身へ蓄積する
- 糖分の急上昇はインスリンの機能を低下させる(糖尿病)
- 脂質
- 脂質はエネルギー量(カロリー)が多く摂りすぎは肥満を招く
- 動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病を招くこともある
確かにチョコレートは主成分として糖も脂質も含有量多く入っています。
食べ過ぎてしまう
甘いカカオ香りにつられ、ついついチョコレートを食べすぎてしまった経験が
ある人も多いのではないでしょうか。
これは、チョコレートに限った話ではありませんが、
一般的には成人の摂取カロリーは1日200kcalが適量とされています。
明治のミルクチョコレート50g(板チョコ)は283kcal
パイの実1箱73gは396kcalなので1日で全部食べると適量をオーバーしてしまい
ます。
決してチョコレートが太らせるのではない
やはりみなさんのご認識通り、糖質も脂質もカロリーも高いチョコレートは
健康管理の敵かもしれません・・・。
でも、ちょっと待ってください。
糖と脂質とカロリーって、チョコレートに限った話では無いですよね?
きちんと量を守って摂取すればいい話では無いでしょうか!!
確かにカカオマスを使用していないホワイトチョコレートや
甘さを出すために砂糖を多く使用するミルクチョコレートは
カロリーが高くなりがちですが、最近では高カカオチョコレートも
多く発売され、チョコレート中でもカロリーや糖質を抑えて食べられる
商品が続々登場しています!
そして、実は、カラダに良い事ももたらしてくれるんです。
チョコレートがもたらすカラダに良い効果
コレステロール値の低下と血圧上昇抑制
カカオ豆の成分チョコレートの原料であるカカオ豆に、最も多く含まれている
栄養素は脂肪なのですが、この脂肪を構成する主な脂肪酸は以下の4種
- ステアリン酸
- オレイン酸
- バルチミン酸
- リノール酸
一般的に飽和脂肪酸は、摂りすぎるとコレステロールを上昇させますが
ステアリン酸は体内に吸収されにくく、コレステロール値を低下させる作用や
血圧上昇を抑制する効果が分かっています。
抗酸化作用
カカオの成分の一つに「カカオポリフェノール」があります。
ポリフェノールは活性酵素の働きを抑制し、動脈硬化の予防や血圧上昇の
抑制につながるとされています。
腸内環境を整える
カカオマス(カカオをすり潰してできるチョコレートの原料)には
100g中17gの食物繊維があり、そのうちの90%以上が
不溶性食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し、便のかさを増すことで
便秘予防・腸内環境を整える効果があります。
結論:適切なカロリーを守って食べよう!
これまでお伝えしてきた通り、”チョコレートが”ダイエットの敵なのでは
なく、他の食品と同じように適切なカロリー(1日200kcal)を目安に
摂取していれば、問題無いはずです。
それに、ステアリン酸やカカオポリフェノール、不溶性食物繊維といった
成分の恩恵を受けることができます。
とはいえ、チョコレート全体で言えば
少量で高カロリーになってしまう商品が多いのも事実。
そこで、次回はチョコレートの中でも健康効果を期待できる
高カカオチョコレート(カカオ70%以上)や
ヴィーガンフリーのチョコレートデザートをご紹介し
カラダに良い効果を引き出す食べ方をご提案していきます!
ご興味いただけた方はぜひ次回もご覧頂けたら幸いです!
See you soon!
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